疲れて頭がぼんやりしてくると、仕事に集中できずに時間がかかってしまうことがありますよね。
年を重ねるにつれ、集中力が衰えているように感じることもあるかもしれません。
ですが、集中力が欠けた状態で仕事を進めてしまうと、注意力散漫になり、ミスが発生しやすくなってしまいます。
ただデスクに向かっているだけではなく、適度な運動をすることが集中力を高めるためには必要です。ヨガも、集中力をアップさせるのに効果的な方法とされていますよ。
本記事では、集中力が持続しない原因や、集中力を高めるために効果的なヨガのポーズを3つ紹介しています。集中力をじゅうぶんに発揮できないことに悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
集中力が持続しない理由を考えてみよう
集中力が続かないと思ったら、まず次の4つを見直してみましょう。
脳のエネルギー不足
脳は、人間の体内において最もエネルギーを使うところと言われています。
そんな脳を正常に働かせるために必要となる栄養素が、ブドウ糖です!
脳のエネルギーとなるのはブドウ糖だけなので、朝食を抜いたり、過度な糖質制限をしていると、エネルギー不足で頭がボーっとしてしまいますよ。
また、糖質不足だけでなく、糖質からエネルギーを作り出すために必要なビタミンB1などのビタミン類の不足にも注意が必要です。ビタミン不足により、じゅうぶんなエネルギーが確保できず、脳の機能が低下してしまう可能性があります。
睡眠不足
睡眠不足が続くと、単に眠気に悩まされるだけでなく、心身に様々な悪影響が及ぶ可能性があるのです。集中力の低下も睡眠不足が原因となっていることがありますよ。
睡眠不足のときには、意欲や感情のコントロール、集中力や注意力、判断力などに関わる脳の前頭葉がダメージを受けて、脳の活動が著しく低下すると言われているのです。
また、睡眠不足によってストレスホルモンの分泌が増加し、集中力を妨げることもありますよ。そのため、睡眠時間を確保することが、集中力を維持するためにはとても重要なのです!
作業環境が整っていない
周囲の話し声や騒音が気になって集中できない…という人もいるのではないでしょうか?
部屋の照明や温度・湿度の調整が適切でなかったり、机や椅子の高さが合わないといった環境的な要因は、集中力に影響を与えます。
また、スマートフォンやゲーム機など、他に興味を引くものが目に入ってしまうと、気が散って集中力を妨げてしまいかねません!そういったものは目に入らないところに置いたり、電源を切っておきましょう。
集中力は作業量や情報量にも影響を受け、脳が情報処理に疲れたり、集中力が切れたりすることがあります。また、集中力には限界があるため、休憩なしのぶっ続けで作業を続けると集中力が徐々に低下し、作業効率が悪くなってしまうでしょう。
体調やメンタルの不調
体調が悪かったり、体が疲れていると、不調な部分にばかり意識が向いてしまい仕事に集中するのは難しいでしょう。
また、悩み事や心配事などがあると、それに気をとられて心が落ち着かず、集中力を発揮できないことがあります。
集中力が続かない原因に、思いあたるものはありましたか?
集中力を高めるためには、栄養バランスの良い食事、良質な睡眠、ストレスを軽減する方法、適度な運動など、まずは生活習慣を見直すことが大切ですね。
ヨガは集中力を高める効果が期待できる!
ヨガは、何をしても疲れが取れない、呼吸が浅い気がする、普段あまり運動をしていないという人におすすめです。
ゆっくりと身体を動かして身体をほぐすだけでなく、脳を休めるためにも効果的と言われており、ヨガを習慣化することで集中力を発揮しやすくなりますよ♪
鼻呼吸で集中力が高まる
ヨガでは、鼻から吸って鼻から吐く“鼻呼吸”が基本です。
腹式呼吸をするときは、口は使わず鼻から息を吸って吐くことを意識しましょう。
鼻呼吸は、口呼吸と比べて、より多くの酸素を身体に摂りこむことができます。血液中の酸素濃度を高めるため、脳の活性化を促します。脳は、酸素が不足すると正常に機能しなくなるため、たっぷりと酸素が供給されることで、集中力を高めることができるでしょう。
また、鼻呼吸は自律神経系を刺激するため、リラックス効果も!
ストレスや不安が軽減され、緊張がほぐれるため、心の落ち着きと集中力がアップします。
鼻呼吸は、気道を加湿し、清潔に保つため、健康維持にも役立ちますよ♪
アレルギー反応を引き起こす可能性のあるハウスダストや花粉などの微小な粒子を捕まえて、体外に排出することができるため、鼻呼吸にすると免疫力が高まると言われているのです!
気持ちが安定し集中力が高まる
毎日忙しさに追われて、ついつい自分のことは後回し…。
朝起きてから、通勤し、仕事をし、夜寝るまで、日常生活の中では常に外の世界に意識が向きがちです。普段、自分の内側に意識を向ける場面がほとんどないという人も少なくないでしょう。
ですが、自分自身の身体や心と対話する時間はとっても大切なことですよ!
現代において、ヨガはダイエットや健康法として広く人気を集めていますが、本来の目的は「心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得ること」です。
ヨガのポーズをとりながら呼吸を整えることで、気持ちが落ち着き、自然と意識が自分の内側に向けられます。ヨガをすることで、気付かずに抱えていた疲れや不調、ストレスに気づくこともあるでしょう。
今の自分の身体や心の状態をありのままに見て受け入れることができるようになることは、心の安定につながりますよ♪
脳がリフレッシュされることで集中力が高まる
ヨガのポーズや呼吸法によって血流が良くなるため、脳に栄養や酸素がしっかりと行きわたり頭がスッキリとするでしょう。
また、悩みや考え事を一時的に忘れ、自分の呼吸や身体に意識を向けることで、頭の中を空っぽにすることができます。これは瞑想と同様の作用であり、頭の中を整理し、やる気や集中力を高める効果があるとされているのです!
仕事の合間に取り入れたいヨガポーズ
ヨガのポーズのなかには集中力アップに繋がるものもたくさんあります。
ここでは、気持ちの切り替えにおすすめのヨガポーズを3つ紹介します。椅子に座りながらできるので、仕事の合間に、ぜひ取り入れてみてくださいね♪
鷲のポーズ
<ポーズの手順>
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鷲のポーズは、集中力アップに効果的と言われています。身体と心を落ち着かせるのに役立つため、ストレスを軽減し、リラックスすることができるでしょう。
また、肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、肩こりや首の痛みを軽減し、正しい姿勢を維持することができます。
体に負担をかけすぎないように、無理のない範囲で行うようにしましょう。
牛の顔のポーズ
<ポーズの手順>
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牛の顔のポーズは、背中や脊柱を柔軟にすることができるポーズであり、ストレスや緊張を緩和する効果があるとされています。手を体の後ろで組むことで、肩周りをストレッチして血流を改善し、肩こりを軽減する効果が期待できるので、デスクワークにもうってつけのポーズです♪
ただし、膝や手首に負担をかけないように、無理のない範囲で行うようにしましょう。
後ろ合掌のポーズ
<ポーズの手順>
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後ろ合掌のポーズは、胸や肩の筋肉を伸ばすので、姿勢改善や呼吸の改善に効果的です。
肩甲骨を大きく動かすポーズなので、肩の血行が改善され、肩こりの解消に有効でしょう。デスクワークで肩が凝り固まっている場合におすすめです♪
ただし、後ろ合掌のポーズは背中や肩の柔軟性が必要となるので、無理をしないようにしてくださいね。また、体が硬い場合は、手を合わせる代わりに、腕を後ろに回して肩甲骨を引き寄せるだけでも効果がありますよ。
まとめ
集中力は、ただやる気があるかどうかで発揮できるものではありません。
集中力を向上させるためには、原因を特定し、一つひとつ改善していくことが必要です。
仕事や勉強など、何かに取り組みたい人は、ヨガを通して心と身体を整えるのも良いでしょう。アミーダでは、初心者や身体の柔軟性に自信のない人でも安心して参加できるよう、個々のレベルに合わせたプログラムを多数ご用意しています。
天然の溶岩石を敷き詰めたスタジオで行うホットヨガは、よりリラックス効果が高まるので、疲れた脳を回復させるのにおすすめですよ♪