「休日になると、ズキンズキンと激しく痛む…」
「天気が悪いと、頭の片側が痛くなる」
「イベント時は、偏頭痛が起きるのではと不安になる」
偏頭痛に悩む女性は多く、とくに20~40代に多くみられると言います。
偏頭痛を引き起こす要因はさまざまで、複数の要因が絡み合うことで痛みが増すことも…。
「偏頭痛から解放されたい!」
そこで、おすすめなのがヨガです。
ヨガを続けることで、自律神経や血行不良、ストレスなどによる偏頭痛の改善が期待されますよ!
本記事では、偏頭痛の原因や対処法、また偏頭痛の緩和にヨガが良いとされる理由について解説しています。偏頭痛に悩まされている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
偏頭痛とは
偏頭痛は、血管が拡張することで、ズキンズキンと脈打つような痛みが繰り返し起こるものです。
偏頭痛というと、頭の片側が痛むと思っている人も多いですが、両側が痛む場合もあり、痛みは数時間から数日間続きます。痛みが起きると光や音、においに敏感になったり、身体を動かすと痛みが悪化したりします。
痛みがひどい時には吐き気や嘔吐をともなう、とても辛い頭痛です…。
また、人によっては、生あくびや空腹感、集中力の低下、倦怠感、体のむくみといった予兆が起こることもあります。頭痛の前触れで、キラキラまたはギザギザした光が見えたり、手足のしびれや脱力を感じたりすることもあるようですね。
偏頭痛の原因
偏頭痛のはっきりとした原因は解明されていないものの、遺伝性があると言われています。
家族に偏頭痛持ちの人がいれば、偏頭痛になる可能性が高いのだとか…!
とくに女性に遺伝しやすく、お母さんから娘さんへ引き継がれることが多いそうです。
また、偏頭痛が起こるきっかけは、実にさまざまです。
偏頭痛を誘発する要因 |
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こういった環境要因が加わることによって、脳が過敏に反応して痛みが誘発されると言われています。そのため、偏頭痛の遺伝子を持っていても、これらの影響がなければ発症しない人もいるのだとか◎
また、偏頭痛は女性ホルモンとの関係が深いとも考えられており、偏頭痛持ちの女性の多くが月経のタイミングで頭痛が起こりやすいみたいです。男性に比べて、女性のほうが偏頭痛を起こしやすいのには、こういった理由があるのでしょう。
自分に偏頭痛が起こりやすいタイミングを知って、うまく付き合っていくことが大切ですね。
偏頭痛が起こった日と環境をメモしておくと、原因となる環境を特定しやすくなりますよ。
偏頭痛の対処法
偏頭痛は気圧や温度の変化によって誘発されることもあり、自分でコントロールができない場合も…。そんな時のために、偏頭痛の症状をやわらげる対処法を知っておくと良いでしょう!
暗い、静かな場所で横になる
偏頭痛は光や音による刺激によって痛みが増すことがあります…。
また、動くと痛みが悪化するので、できるだけ暗い、静かな場所で横になり、しばらく安静に過ごしましょうね。
冷やす
痛いところに冷たいタオルなどを当てて冷やしてみましょう。血管が収縮することで、痛みが軽減することがありますよ。
※偏頭痛の場合、温めると血管を拡張させて逆効果になってしまうので注意です!
カフェインの入ったものを飲む
カフェインには血管を収縮する作用があるため、適度に摂取することで脳への血流を減らして、痛みを和らげる可能性があります。痛みはじめの軽度の偏頭痛であれば、コーヒーや緑茶などを飲むことで症状が落ち着くことも◎
ただし、カフェインの過剰摂取は頭痛を誘発する可能性があるので注意しましょうね。
鎮痛薬を服用する
鎮痛剤は、痛みの元となるプロスタグランジンという物質が作られるのを抑えることで、頭痛を緩和します。鎮痛薬は頭痛を感じたら飲むと、効果的だそうですよ◎
痛くなりそうな気がする時(前兆や予兆)や、我慢できないほどの痛みになって服用すると、薬が効きにくくなると言います。
また、鎮痛薬を飲み過ぎると、頭痛が慢性化したり(薬物乱用頭痛)、食欲不振、胃もたれ、腹痛といった症状を引き起こす可能性があるので注意しましょうね。
鎮痛薬は、用法用量を守って月に10日までを目安に!
ヨガが偏頭痛を和らげる理由とは
自律神経を整える
偏頭痛の予防には、ストレスをなるべくコントロールできるように生活することが大切です。
ヨガは、心身の緊張を解きほぐし心の安定を得ることを目的としています。ヨガの呼吸法は自律神経系に働きかけるので、ストレスの緩和が期待できるでしょう。
血行促進
筋肉が硬くこわばっていると血管が圧迫され、血行が悪くなってしまいます。
ヨガで行うさまざまなポーズは、背骨や骨盤の歪みを整えて、身体を元の正しい状態に戻してくれます。同時に、筋肉を伸縮させてほぐすことで、筋肉を本来の状態に戻していくのです。
全身の血流が良くなることで、偏頭痛を誘発する要因の肩や首の凝りが改善され、偏頭痛を起こしにくくする可能性があります。
また、ヨガのポーズで股関節周りをほぐして緩めることで、骨盤内の血行が促進されて、女性ホルモンのバランスなども整えられやすくなるでしょう。
セロトニンの分泌を促す
セロトニンは”幸せホルモン”とも呼ばれており、気持ちを安定させる作用を持った脳内物質です。
セロトニンは、ストレスや睡眠不足、不規則な生活などによって減少すると言われています。セロトニンが不足すると、自律神経のバランスが乱れて、頭痛やめまいを起こしやすくなるのです。
ヨガの基本の呼吸法である腹式呼吸は、セロトニン神経を刺激し、セロトニンの分泌を増加することが分かっています!セロトニンには、感情の暴走を抑える働きもあり、セロトニンがしっかりと分泌されていれば、ストレスに負けない安定したメンタルを保つことができるでしょう♪
また、女性ホルモンとも連動しているので、月経や排卵、出産後、更年期に起こりやすい女性特有の頭痛の改善も期待されるのです。
偏頭痛がある時にヨガをする場合の注意点
- 自律神経を整える
- 血行促進
- セロトニンの分泌を促す
こういった効果から、日常にヨガを取り入れることで、偏頭痛の予防や痛みの軽減につながります。実際の研究によっても、補充療法としてヨガを取り入れた方が、偏頭痛の頻度や痛みが緩和されることが報告されていますよ。
Neurology(2020年5月6日オンライン版)
ですが、偏頭痛がある時にヨガをすることは、おすすめできません!
血管の拡張が原因のひとつなので、血行が良くなると痛みが悪化する可能性があります。
良かれと思ってヨガをしたら、逆効果になってしまうこともあるため、注意が必要ですね。
とくに偏頭痛の症状がひどい時は、無理をせずお休みしましょう。
まとめ
偏頭痛は、自分の誘因を知り、日々の生活の中で、できるだけそれを避けるようにすることで、うまく付き合っていくことが大切です。
心身の安定・安らぎを得るヨガを習慣にすることも、偏頭痛を緩和する助けとなるでしょう。
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アミーダでは、経験豊富なインストラクターが一人ひとりを丁寧にサポートいたしますので、ヨガ未経験の方でも安心してチャレンジいただけますよ♪